まほろば紀行~つれづれなるままにレトロに生きる

日々の雑感や昭和レトロ、素人の投資ことはじめを語ります

〇〇の時代~個の力で勝ち組に~

恐ろしいことにわれわれは今、歴史の転換期にいる。

占星学的には、物質文明の「地」の時代から、精神文明の「風」の時代への転換期にあるという。これらの転換はおよそ200年周期で動くというから驚きだ。

産業革命から始まった物質文明が終焉を迎え、目には見えないスピリチュアル重視の時代に入る。社会は組織より、それぞれの多様な個性の力が試される時代になるのかもしれない。

干支でいえば今年は「辛丑」(かのと・うし)。辛い痛みを伴いながら、新しい種から芽が出始める年だという。干支は60年で一回り。

たしかに60年前を考えてみよう。1961(昭和36)年だ。

日本は高度成長期に入り、世界では①米ケネディ大統領の誕生②人類、宇宙へ(ガガーリンによる初の有人宇宙飛行)③「ベルリンの壁」出現―が起こった。

今年は、再び冷戦時のように世界が二極化するとともに、ニューリーダーが誕生するのかもしれない。

思えばコロナ禍が世界をおおった昨年は「庚子」(かのえ・ね)だった。

庚子は、中国では大乱などが起こる災禍の年というジンクスがあったが、コロナ禍が見事にそれを実証してしまった。

庚子の年、古くは220年には魏の曹操が死に、後漢がほろんだ。近代では1840年アヘン戦争が起こり、中国は列強の植民地と化した。今回、その災禍は世界に広がってしまった。

一方で、庚子は新たな息吹と繁栄の始まりの年ともいわれる。古い社会の仕組みや在り方が解体され、より可能性に満ちた社会の実現へと向かい出したとも捉えることができる。

そう前向きにとらえれば、スピリチュアルな「風」の時代の到来も、新しいことに挑戦し、変化に対応できる人が「勝ち組」になれる時代ということかもしれない。

大量生産・大量消費時代が終わりを告げ、多様な個性、価値観が社会の可能性を広げるようになる。おそらく後世には「〇〇の時代」という特定の名前が冠せられ、歴史に転換期として位置づけられるのだろう。

そう信じて新しい時代を切り開いていこう。

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人間の欲望に依存する資本主義はどうなる?