なんかおそろしいばかりに誰も彼もスマホを見ている。
家にいても、街に出ても。
スマホじゃなけりゃあ、タブレットかパソコン。
要するに、ほとんど「画面」ばっかり見てる。
もちろんオフィスでも。会議までもが画面越しだ。
日本人、いつの間にこんなに画面ばっかり見てることになったのだろう。
なにをそんなにと、個人的には少し怖さを感じる。
中島みゆきの出てる「働くの停止スイッチ」発動のCMみたいに、ときには不要不急のすべての電源をオフにしてみたらどうだろう。
日本全国でスマホ強制終了。
そうなると、もう人と生で交わるか、花鳥風月をめでるしかない。
まあ、そもそも生で人と交わりたくないからSNSとかを多用するわけで、そうなるとやはり、花鳥風月。それが自然か。
秋の夜長。例えば虫の音を聴き、月をめでながらの晩酌。
牧水の歌のような心境ですな。
白玉の歯にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
画面はほどほどにして、いまふたたびの「ディスカバー・ジャパン」。
オリエンタル日本人には、それがお似合いだ。