まほろば紀行~つれづれなるままにレトロに生きる

日々の雑感や昭和レトロ、素人の投資ことはじめを語ります

医療という名のビジネス ~「副反応」は自己責任?


○○経済圏。

みなさんはどの経済圏を主に利用されてますか?

みんな大好き楽天経済圏は最近サービス改悪が目立つようですが、これから高齢者の利用も増えていくのですから、改悪はなるべくやめてもらいたいところ。定年前おやじはそう思います。

ところで、経済圏の話に直接関係ありませんが、楽天もSBIも子会社が医療分野を手掛けていますね。

楽天は日本にとどまらず、アジアなどグローバルで、がん光免疫療法である「イルノミックス治療」の開発・実用化を加速させたいようです。

楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史氏がお父さんのがんを何とか治したいと思って巡り会ったのがこの治療法とのことで、個人的な支援から始まったビジネスのようです。もちろん「がん克服」という使命を果たし、人類に貢献したいという三木谷氏の思いに嘘はないと思いますが、企業人である以上、ビジネスとしてのチャンスがあると見込んだのでしょう。

一方のSBIは、5-アミノレブリン酸(ALA)を利用した開発・商品化を進めているようですが、なにやらきな臭いので、これ以上の言及はやめておきます。

いずれによせ、ビジネスですから、楽天もSBIも儲けることが目的であることは言うまでもない。これからますます激化するであろう両社の経済圏戦争の中で、こちらの事業にも注目していきたいと思います。

副反応と副作用

話は変わりますが、新型コロナワクチン、また3回目打たないといけませんね?

正直めんどくさい。

こんな生活がまだ数年続くのでしょうか。

ワクチンで問題になるのが「副反応」ですが、あらためてこの言葉の持つ意味に気づかされたのが、解剖学者の養老孟司さんの言葉でした。
最近、氏の公式YouTubeのチャンネルを観ているのですが、「話が伝わっていく中で言葉の規制も影響するのか」というような話の中で、養老さんはこんなようなことをおっしゃっていました。

最近、ワクチンの副反応って言う。昔は副作用と言った。副作用を副反応と言い換えた。

副作用だとクスリの側が持ってる働きみたいに聞こえるでしょ。クスリのせいじゃないですか。

反応だとその薬を受けた受けた人のだから、自己責任ですよ。

つまり、副作用なら薬のせいだが、副反応なら本人のせいってことになる。

厚生労働省が好きそうな言い換えですね。

なるほど、そうか。

厚生労働省のホームページ(

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_05.html

)で調べてみると、以下のように説明している。

「副反応」とは、ワクチン接種により免疫をつけることに伴って発生する、免疫の付与以外の反応です。通常の医薬品で言う「副作用」と同様の意味です。

同様だったら副作用でいいじゃないか。やっぱり言い換えだな。副反応は自己責任ですよ、ということを暗に示唆しているような気がする。

これだから国家はこわい。

おとうちゃんの給料だけで家族が食べていけた昭和は、はるかむかし。

令和は、誰もがひとりひとり資産を含め自己防衛しないと生きていけない時代―になりそうですね。

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病院のにおい、大嫌いです。