まほろば紀行~つれづれなるままにレトロに生きる

日々の雑感や昭和レトロ、素人の投資ことはじめを語ります

公営競技が「好調」?

 コロナ禍でも公営競技の売り上けは好調らしい。今年はいろんなスポーツイベントが中止になって、プロ野球なども売り上げが落ちているというのに。

公営競技とは「公的機関が賭博(ギャンブル)として開催するプロフェッショナルスポーツの総称である」。要はギャンブルってこと。

節度を守ってこづかい程度で楽しむのなら楽しいプロスポーツかもしれないが、自粛期間が長いコロナ禍の今年、無観客でも好調ってことは、結構、依存症になってしまっている人が増えているのではないか。

でも、ギャンブル依存症がマスコミに取り上げられることはあまりない。芸能人の薬物中毒やアルコール依存症が話題になることは多いというのに。

娯楽を提供して何が悪いという意見もあるだろうが、公営競技は競馬が農林水産省、ボートレースが国土交通省、競輪とオートレース経済産業省の管轄。ということは、省庁が規制して利益を吸い上げる一方で、国民を依存症にしているとも言えるんじゃないの。

しかも場外売り場に行かなくても、びっくりするほど簡単にインターネットで投票できる。まさに巣ごもりの日常にぴったりだ。昭和の時代には考えられなかった。

否定的なのは、依存症にはまって借金し債務整理中の人を身近に知っているからなので、そこはご容赦願いたいが、そもそもショバ代がバカ高すぎるのではないか。プロならともなく素人の大半はぼったくられる。まず勝てないのではと思ってしまう。


過去の全国調査では、ギャンブル依存症が疑われる人は成人の4.8%というデータもある。2018(平成30)年10月にはギャンブル等依存症対策基本法が施行され対策が強化されているとはいえ、コロナ禍が大量の依存症を生み出していないか心配だ。


ギャンブルだけでなく、ネット、ゲーム、アルコールといろんな依存症があり、誰もが日々誘惑にさらされている。

とはいえ、せめて年末年始ぐらい心穏やかに過ごしたい。

来年はいい年でありますように。

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