まほろば紀行~つれづれなるままにレトロに生きる

日々の雑感や昭和レトロ、素人の投資ことはじめを語ります

バガーの誘惑

f:id:Mahoroba-yamato:20210121214011j:plain

雲を抜ければ青天井!?

株をやり始めてしばらくすると、「テンバガー」という言葉を目にする機会が出てきた。老眼だから一瞬バーガーかと勘違いしたが、バガーとは野球の塁打のことで、一試合で10塁打(テンバガー)を記録するくらい株価が急騰し、10倍にまで跳ね上がった銘柄のことを指すという。

投資をやっている人は誰しも普通に使っているみたいだが、一体最初に誰が使って業界に定着したのだろう。素人おやじは、そっちのほうが気になる(テンバガーに一生縁もなさそうだし)。ファンダメンタル分析テクニカル分析を駆使して探せば、そういう銘柄の発掘も可能なのかもしれないが、素人はまずは5割高、あわよくばダブルバガーぐらいを狙っていこう。

と、そんなことを考えていたら、年初早々いきなりきた。1年前に株価469円で仕込んでいたセントケアHDであっさりダブルバガー達成となった。2021年度介護報酬のプラス改定が決まったこともプラスに働いたのかな。たしかに超高齢社会での医療・介護関連は成長分野。だから将来性も考えて買ったのだが、100株しかないから、持っておいて優待と配当をもらい続けるか、それとも利確して次のターゲットにいくか。

こづかいで投資しているポケット投資家は少し悩んだが、利確しないとNISAにした意味がないと株価1060円で売却。それを元手に買ったのがエディオンである。

エディオン株主優待を3000円のギフトカードに変更し、使い勝手がよくなったことから、優待生活で有名な桐谷さんも『日経マネー』1月号でお宝銘柄として推奨していた。

同社のような郊外型主体の家電量販店は、コロナ下でも買い換えや巣ごもり需要に支えられて業績は堅調に推移している。また、業界トップのヤマダ電機同様、家電に次ぐ柱としてリフォーム・住宅関連事業にも力を入れるなど、家電だけに依存しない中長期戦略にも好感が持てる。

基本100株保有者の私は、とりあえず3月の配当と優待をもらって、小さな幸せを感じたいと思う。

そして、さあ次はトリプルバガーを狙おうなんて分不相応なことは考えず、これからもなんとか5割高、あわよくばダブルバガーの姿勢でいこうと思う。なんせ資金力のない素人。安いところで買って成長を待って気長にホールドする。

長期的にはそういう姿勢が一番よさそうだと感じている。